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鉄釜① 鋳鉄製の鉄釜

とうふ屋葉月の代名詞ともいえる鉄釜

小さなお子様2人が入れるお風呂ほどの
大きな黒い鋳物の鉄釜を使うのには理由があります。

遠赤外線の力が豆腐の味を決める

窯炊きの豆腐作りで重要なポイントとして
大豆を可能な限りゆっくり、
かつ全体的に加熱する必要があります。

炭素を多く含んだ鋳鉄製の鉄釜は、金属素材の中でも
熱を加えた際の遠赤外線の放出に優れているのです。

さらに鉄釜が1メートル超と大きいが故に、
釜内の温まり方に差が発生し、
温度差があることで対流が生まれます。

この対流があるからこそ、
呉(砕いた大豆に水を加えたもの)全体に、
均一に、じっくりと、遠赤外線が加わっていきます。

素材の内側にまで熱を穏やかに浸透させる
鋳鉄製の鉄釜がもつ性質が
私たちの豆腐作りにとってとても重要だと考えています。

 

遠赤外線が生み出す抗酸化作用

炊飯器の無い時代
日本では鉄釜でご飯を炊き、炊き上がればお櫃に移し、
常温でも傷みにくい状態で保存できていました。

これは鉄釜から放射される遠赤外線による抗酸化作用が
働いていた為とされております。

単に品質の良い豆腐を生み出すためだけではなく
可能な限り素材の劣化を抑える伝統的な手段として
鉄釜による遠赤外線の作用を最大限生かすことを
とうふ屋葉月は選択しました。

他社で製造されている釜炊き豆腐では
アルミやステンレスでできた釜が使用されることがほとんどです。

製造の安定性や取り扱い、さらにメンテナンスの観点でいえば
格段にそれらの方がメリットが大きいのですが
遠赤外線の放射率の観点とその作用から
私達の求める豆腐を作るためにはこの様な鋳鉄製の大釜が必要だったのです。

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